Backcountry Blog

手でつくる不思議な生き物たち 『Backcountry』のブログです。

オリジナルぬいぐるみのつくりかた 〜型紙の制作編〜

自分が考えたオリジナルのキャラクターをぬいぐるみにしたい。

そんな願いを応援する「バックカントリーのぬいぐるみが出来るまで」、

今回は「型紙の制作編」です。

 

 (↓前回の記事はこちらです)

オリジナルぬいぐるみのつくりかた 〜原型の制作編〜 - Backcountry Blog

 

3.原型→型紙の製作

 

さて、前回出来上がった原型がこちら。

ぬいぐるみ原型

サランラップ(とセロハンテープ)でぐるぐる巻きにしましたね。

 

それではこれに、型紙の割線をマジックで入れていきます。

(左右対称のデザインであれば)まずは中心にラインを入れて半分に分けます。

そして出来の良い方の片側を割っていきますよ。

 

型紙を割るラインの入れ方のコツですが・・・

これはもう「経験」と、「色んなぬいぐるみを見て学ぶ」しかないですね苦笑

種類の違う生地を複数使用する場合は、生地を変えたいところで型紙を割る必要がありますが、それ以外では、細かく割りすぎると縫い目が目立つし、大きく割りすぎると再現度合いが低くなってしまいます。

ぬいぐるみというのは、ある程度の曲線は綿の膨らみによって自然に出てくるもの。

型紙のときに角ばっていたところが、ぬいぐるみになったときには丸くなるのです。

いくつか型紙をつくってみれば、このくらいで割れば後は自然に丸みが出る、という良い加減が分かってきます。

その感覚が分かるまで頑張ってください。最初から完璧じゃなくていいんですから。

 

型紙が割れたら、今度はラインに沿ってカッターを入れ、セロハンテープのコーティングを剥がしていきます。(↓写真が残ってなかったので別作品の型紙ですが)

ぬいぐるみ型紙

剥がしてパーツごとに平面に置いていきます。

このとき、丸みがあって平面に均せないものに切れ目(ダーツ)を入れていきます。

ダーツもあまり細かく入れすぎないようにしましょう。

ある程度は生地の伸びなどでカバーできます。

 

さぁ、全部のパーツを平面に均したら、紙に写します。

それを組み上げたのがこちら。

ぬいぐるみ型紙組み上げ

実際は細部がうまく合わなかったりするので、こうなるまでに細かい修正を入れてます。

ここで注目していただきたいのが上部のところ。

丸くなく平べったいですね。でもこれでいいんです。

生地の伸びと綿の膨らみで、ちょうどいい感じになるんですよ。

 

 

4.型紙→サンプルの製作

 

ここまで来たらあとは最後までやりきるだけですね。

最初は端切れや安い生地でいいのでサンプル(試作品)をつくってみましょう。

ぬいぐるみ試作品

 

実際にぬいぐるみにしてみると気づくことがあると思います。

例えば細かくダーツを入れすぎていたり、くびれていてほしいラインが綿で膨らんでしまったり・・・

愛をもって細かい修正を繰り返しましょう。

触ったり抱いたりを繰り返していると、どうしたらもっとよくなるかが突然分かったりします。

ぬいぐるみ試作品改

はい、足に指が付きましたね。

足の開きも調整しています。

ぐっと可愛らしさが増したと思いませんか?

満足いく試作品ができたらいよいよ本番の生地を使って完成品を作りましょう。

 

5.サンプル→完成品の製作

 

オービー集合

いかがでしたでしょうか。

結構な手間ですよね。

でも、経験を積んでいくとどの手順も精度が上がり、修正する手間などは減っていくものです。

それまでは完璧にこだわらず、色んな失敗のケースを学ぶつもりで数をこなすのがいいと思います。

 

こうして時間と手間と愛情をかけたぬいぐるみが、人の手に渡って愛されるというのは、何物にも代えがたい喜びがあるもの。

それがある限りは、努力を惜しむこともなくいられるんですよね。

 

もしあなたに愛するぬいぐるみがあるのなら、

ずっとずっといつまでも、大切に愛し続けて欲しいと願います。

(ぬいぐるみが好きな人に悪い人はいませんがね!)

 

※この工程の全ては自己流です。しかしこれが正解というやり方もありません。あなたがぬいぐるみを作るなら、あなたのやり方で、あなたのぬいぐるみを作ればいいと思います。それの、すこしでも参考になれば。